フレンチの基本の調理法

基本は焼く「ソテー」

フレンチの調理法は難しそうなイメージがありますが、焼く、油で揚げる、丸焼きにする、蒸し焼きなどがあります。
中でも一番基本的な調理法はフライパンや浅い鍋を使って焼く「ソテーー」です。
この調理法はどこの家庭でも普通に行われている調理法で一番馴染みがあるのではないでしょうか。
油やバターを加熱した後、肉や魚を焼いたり、野菜を炒めたりします。
ソテーで調理することによって、高温のフライパンが素材の表面を焼き固めて、短時間で調理をすることが出来ますので、旨みが素材の中に閉じ込められ美味しく頂けます。
ステーキや魚のムニエルなど、色々な料理を作ることが出来ますので是非挑戦してみてください。
ご家庭でも簡単に出来る調理法ですので、鮭などの切り身に塩コショウをして、薄く小麦粉をまぶした後、バターでソテーすれば美味しいムニエルを作ることが出来ます。
また美味しいステーキ肉を買ってきて、フライパンでソテーして、フライパンに残った肉汁と赤ワイン、しょうゆ、砂糖を煮詰めて和風のソースを作ると、白いご飯に合う美味しいステーキを作ることが出来るでしょう。

オーブンで仕上げる「ロースト」

ローストとは、魚や鶏などの食材を串に刺して直火で仕上げる丸焼きのことを言います。
高温でじっくりと焼き上げることによって、素材の表面は香ばしい焼き色がつき、肉汁などの旨み成分が肉の内側に閉じ込められます。
ご家庭で行う時は、丸焼きをするのは無理ですので、オーブンでじっくりと焼き上げるとよいでしょう。
ロースト中は、素材の表面が乾燥するので、落ちた脂を素材にかけながら焼き上げるとジューシーに仕上がります。
落ちた脂を素材にかける作業をアロゼといいます。
ご家庭では、おいしいビーフの塊肉を買ってきてローストビーフを作ってみてはいかがでしょうか。
家庭では焦げないようにソースに漬け込んだ塊肉をアルミホイルで包んでからオーブンで焼くと失敗することなく美味しく仕上げることが出来るでしょう

鍋とオーブンで仕上げる「ポアレ」

ポアレは塊肉を玉ねぎやセロリなどの構想と一緒に鍋でソテーーした後、蓋をしてオーブンで蒸し焼きにする調理法です。
ポワレは水を加えずに調理をしていきますので野菜や肉などから出た水分が過熱することで出てきます。
蒸し焼き状態になりますので、固いお肉もジューシーで柔らかくなります。
野菜や香草の香りも肉に移りますので、素材の旨みを味わうことが出来るでしょう。
ご家庭では、鴨肉が手に入ったら、鴨のコンフィを作ってみてはいかがでしょうか。
癖のある固い鴨肉も歯ですぐに噛み切れるほど柔らかく仕上がりますので、美味しく頂くことが出来るでしょう。
他にもスペアリブのポワレや豚の塊肉など色々な食材で試してみると良いでしょう。

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