テーブルに着席する際やナプキンの使い方のマナー
フレンチのコース料理や着席スタイルのパーティーでフレンチを頂く際、気になるのがテーブルマナーですが、優雅な姿勢や仕草を心がければ、難しいことはありませんので、あまり硬くならず、緊張せずに臨みましょう。
ウエイターが椅子を引いてくれるタイミングに合わせて、深く腰掛け、背筋を伸ばして優雅にふるまいましょう。
浅く腰掛けたり、猫背の姿勢は見た目にもよくありませんし、食事もしにくいです。
テーブルにナプキンが用意されていますが、最初の料理が運ばれてくるタイミングで、二つ折りにしたナプキンの折り目を手前にして膝の上に乗せましょう。
口元や指先が汚れた時には、折りたたんだナプキンの内側で拭けば、他の方に汚れた部分を見せずに済むのでスマートです。
どうしても食事の途中で席を立つ際には、ナプキンは軽くたたんで椅子の上に置き、食事を終えて店を出る際にはナプキンは畳まずにテーブルの上に無造作に置きます。
一見、見た目が汚く見えますが、フレンチではナプキンを畳むのも忘れるほど料理に感動した、美味しかったというシェフへの敬意を表す行為とされています。
カトラリーの使い順
フレンチのコースを頂く際には最初からずらりと、料理の数の分だけフォークやナイフ、スプーンなどが並べられています。
どれを使うのかと迷ったり、焦ってしまう方も多いですが、基本的には外側から1本ずつナイフとフォークを使えばOKです。
2名や4名でテーブルに向かい合って座る際には間違うことはまずありませんが、パーティーなどで円卓に座る際は左上にあるパンがご自身のになりますので、間違わないようにしましょう。
食べ方のマナー
料理を食べながら、一時手を放してパンを食べたり、ドリンクを飲みたい時には、フォークとナイフはお皿の上に八の字に置いておきます。
これはまだ食べているよというサインで、食べ終わった際にはお皿を下げてというサインとしてナイフとフォークを2本揃えて、皿の右端に置きましょう。
お腹がいっぱいであったり、苦手なものがあったり、全て食べると次の料理が入らなそうという場合には無理に全て食べなくても大丈夫です。
その際には見苦しくないよう皿の上をキレイにまとめたうえで、ナイフとフォークを揃えて皿の右端に置き、お皿を下げてもらい、次の料理を持ってきていただきましょう。
食事中のマナーとして音を立てるのはタブーなので、スープをすする音やくちゃくちゃと噛む音を立てないように気を払うとともに、食器とカトラリーが触れるカチャカチャ、カチャンといった音も立てないように気を付けましょう。